ダッソー・システムズのCADソフト等の不正利用を行った場合、ダッソー・システムズから知的財産権侵害の警告書(「ダッソー・システムズ 知的財産権侵害対策・コンプライアンスプログラム」などのタイトルの書面)などの書面が届くことがあります。
本ページでは、ダッソー・システムズから知的財産権侵害の警告書などの書面が届いた場合の対処方法等についてご説明していきます。
知的財産権侵害の警告書が届いた後の流れ
ダッソー・システムズから知的財産権侵害の警告書などの書面が届いた後、一般的には以下の流れになります。
- 知的財産権侵害の警告書などの書面が届く。
ダッソー・システムズの担当者から書面が届くこともありますし、代理人弁護士から書面が届くこともあります。
なお、ダッソー・システムズのウェブサイトによると、同社は、ソフトウェアの不正利用の通報窓口を設けたり、ソフトウェアの不正利用のデータの収集を行っており、上記の書面が送付された時点で、書面の送付先においてダッソー・システムズのソフトウェアの不正利用が行われていることを裏付ける情報をすでに入手しているのが通常です。 - ダッソー・システムズからソフトウェア利用状況やライセンスの保有状況の調査を依頼された場合には、それに回答する。
- ソフトウェアの不正利用が判明した場合、ダッソー・システムズから和解金額や支払時期等の和解条件が提示される。
- ダッソー・システムズ側と和解条件の交渉を行う。
- 和解条件の交渉がまとまった後、和解契約書を締結する。
ダッソー・システムズ側から和解契約書のひな型を提示されるのが一般的です。
弁護士に相談するタイミング
ダッソー・システムズの知的財産権侵害の警告書に対して不誠実な対応をすると証拠保全・訴訟・調停等の民事手続や刑事告訴等の刑事手続が行われることがありますので、警告書に回答せずに放置したり、ソフトウェアの不正利用の証拠を隠滅する行為(たとえばソフトウェアを不正にインストールしたパソコンを廃棄したり、不正にインストールしたソフトウェアを削除したりするなど)を行ったりすべきではありません。
そのため、警告書が届いた場合には、不誠実・不適切な対応を行わないようにするため、できる限り早急に対応をご相談ください(問い合わせフォーム)。
私は、これまで数十社からソフトウェア不正利用の損害賠償対応に関する案件のご相談をお受けしており、その豊富な知識と経験に基づき、知的財産権侵害の警告書等の書面への対応に関するご相談をお受けしたり、代理人としてダッソー・システムズとの交渉を行うことが可能です。
ダッソー・システムズへの対応に関してご相談をご希望される場合は、問い合わせフォームにてお気軽にお問い合わせください。また、ウェブ会議や電話によるご相談も対応しておりますので、遠方の企業の方のご相談に対応させていただくことも可能です。
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