BSAのウェブサイトによると、BSAの会員であるオートデスク株式会社(以下「オートデスク」といいます)が2021年10月に大阪簡易裁判所に対して調停の申立てを行い、その後相手方である大阪府内の土木工事業者がオートデスクの違法コピー数を認めて、損害賠償金を支払う旨の調停が成立したようです(BSAについては「ソフトウェア不正利用の損害賠償対応業務」というページでご説明していますのでご参照ください)。
上記サイトによると、BSAの通報窓口に上記業者においてソフトウェアの不正コピーが行われているという情報の提供があったため、BSAが上記業者に対してソフトウェアのインストール状況やライセンスの保有状況の調査を依頼しました。
その後、上記業者による調査結果を踏まえて、オートデスクと上記業者との間で損害賠償の交渉を行いましたが、和解交渉がまとまらなかったため調停申立てが行われたとのことです。
調停手続きにおいて、上記業者はライセンスが存在することを主張したものの、提出した証拠は保有しているプログラムがクラックプログラムであることを示すものに過ぎなかったため、最終的に、上記のとおり上記業者が違法コピー数を認めて、損害賠償金を支払う旨の調停が成立することに至ったようです。
私は、これまでBSA対応に関する案件に多く携わった経験があり、BSAへの対応に関するご相談をお受けしたり、代理人としてBSAとの交渉を行うことが可能です。ご相談をご希望される場合は、問い合わせフォームにてお気軽にお問い合わせください。

弁護士 林 邦彦は、企業法務の中でも特に専門性の高い2分野、健康・美容関連商品の広告規制法務と、ソフトウェア不正利用の損害賠償対応業務を得意としております。
薬機法や景品表示法の複雑な規制、あるいはBSAやACCSからの突然の警告といった、企業の存続に関わる重大な問題に対し、約8年間の豊富な経験と深い知見に基づいて、高度で良質なリーガルサービスを提供いたします。
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